近年、急激にトランポリンレジャーがメジャーとなり、オリンピック種目としても、メダルが期待される選手が出てき始めました。
ジャンプする爽快感、自分の力以上の跳躍を簡単に実現することができ、とても爽快に感じることができる一方で、しっかりとした指導が入らないレジャー施設に潜む危険性も、認識をしておくべきです。
自分の体重の2倍、3倍の力が生まれ、また、回転を使用ものであれば、回転の力(遠心力)も加わり、着地に失敗すればそれが自分に返ってくるため、ケガする可能性があるということも心得ておきましょう。
かくいう私も、中学生時代に体操部に所属し、競技用トランポリンをやっていたという経験から、大人になり、運動不足解消のために始めたトランポリンで、3ケ月後に重傷を負いました。
その受傷状況が、交通事故で車に引かれたレベルでもあまり見ないという骨折になってしまいました。
リハビリは2年くらいかかるかもしれないという診断と共に、治りきることはないという見込みが医師の診断で下されたのですが、リハビリで「これ以上、続けても症状は変わらないだろう」という判断が下されると、その時点での障害状態が症状固定となり、後遺症の診断になります。
今後、障がい者として歩まなければなりません。
そういった事態に陥らないために、何をするべきか。
また、万が一そういう事態に陥った時のために、何をしておくべきなのか。
自分がけがをした今だからこそ、トランポリンのみならずレジャー施設に潜む危険を認識しておくことをお勧めします。
トランポリン施設における危険性
トランポリンには、ケガを抑制するためのサポーターなどを用意している施設はほとんどないと思います。
むしろ、ヘルメットや、手袋、膝あてなどはケガをする危険性が増すほどでしょう。
トランポリンは、マットの四方をゴム(バネ)で固定し、そのゴム(バネ)が伸び縮する力(縮む際の反力)を利用しています。
ただし、実際に人がトランポリンに乗って、ジャンプを繰り返してもタイミングが合わなければ、うまく反力を利用することができず、跳躍力は上がりません。
着地時に膝をクッションの代わりとして、次の跳躍につながる力を逃すことでジャンプせずに着地することができます。
安全面を考慮して、公園にあるような反力をさほど生まないようなトランポリンもありますが、トランポリンレジャー施設にあるトランポリンなどは、反力が強いものがあるということも理解しておきましょう。
多くのトランポリンレジャー施設では、一番最初に安全のため、基本の動きを教えてくれると思いますが、ジャンプするタイミングと、空中・着地の姿勢。
これがトランポリンでは基本であり、安全を守るために必須の動きになります。
この基本の動きを教わって、理解して、実践できるようになるまでは、トランポリンデビューを控えた方がいいと思います。
具体的には、低年齢(6歳以下)のお子さんには、危険性があるという指摘が出ていますので、少なくとも6歳以上が推奨されているようです。
保険について
事故に対する保険は、入っているに越したことはありません。
できれば、レジャーに行く前にワンデー保険(スポーツ保険)のようなものに加入しておくのも大切です。
この保険があるのとないのとでは、万が一、何かあった時にどういう対応をとることになるか、まったく違ってきます。
自動車保険に入っている方なら、自動車での事故以外にどのような保険があるのかを調べて置き、できれば日常の事故にも保険適用が効く項目があれば加入しておいても損はないと思います。
あくまで「保険」ですので、、、。